すみません。僅かに作っとります。
(大シウド谷の滝)
11月5日 自転車(尾上郷)
今日は自転車に乗って、尾上郷林道を走ってきました。天気も良くって、とても気持ちよかったです。
ところで、このレポートを書くにあたって、尾上郷の歴史について調べようとしたんですが、これが中々解らない。唯一判明したのは、河川名辞典によるもので「昔は飛騨と石徹白を結ぶ要路であった」と言うくらい。昔・・が何時の事なのかは不明ですが、ここの上流の小シウド谷の源流と、石徹白の保川の源流とは、ほんのちょっとで繋がる。地図で見る限り、イワナがうねうねと峠越え出来そうです。このあたりは白山信仰の地でありまして、保川には旧白山登山道があったらしい。そんな事を考えると、その昔とは、泰澄大師が白山を開山した後。「登り千人、下り千人」と言われた中世あたりか・・・?まあ、これは単なる私の妄想です。
ついでに、それを調べてるうちに解った事で、なんと尾上郷には、しっかりと郵便番号がある。〒501−5426。「高山市荘川町尾上郷」。郵政民営化後は、決してここに郵便物は届けてくれないと思う(そもそも届ける場所が無いか)。
それから、疑問も一つ湧いた。尾上郷川が庄川に出合った橋の名前が尾橋で、尾では無い。たいした違いではないんだけど、なんで字が違うの???。

さて、尾上林道のゲートの所を10時45分に出発。すぐに小高い丘を登る。いきなりキツイです。やはり出発前に準備運動が必要ですね。丘を登ればその後は下り。そしてダム湖沿いは平坦な道となります。でも未舗装なんで走りにくい。そして発電所を過ぎてからは緩やかな登り道。でも、緩やか過ぎて登ってる意識が無い。「今日は足が重いなあ」なんて思いながらパチパチとやる。
上の写真は、その内の1枚。この日の自転車行は、ただただ、ここの写真が撮りたかったため。道の下50mにある、大シウド谷の滝です。ただ、思惑通りの紅葉ではありませんでした。
そしてこの日の目的地であるアマゴ谷出会いに到着。小ビールをプシュッとやる。うめ〜。それからおにぎりをほおばって、道端に横になって、またまた小ビールをプシュッとやる。うめ〜。私ぁこのために自転車漕いでるようなもんです。

その後、しばしまどろんで、小シウド谷出会いまで行ってUターン。帰り道はほとんど下りです。前半がキツかったのが、ここでようやく解りました。やはり、目に見えない上り坂はこたえますね。
その帰り道でもパチパチやる。午前中とは光線の状態が違うから、これまた新鮮です。途中、午前に撮った対岸の滝の所に来て、もう一度撮りたくなった。それでアングルを探してウロウロしてたら、三脚にカメラを付けた人が現れました。二言三言会話をしてから「あれ〜、この人は・・・?」と思った。最初に、その三脚とカメラが目に付いて、なんか見覚えがある。そして、その三脚を持った姿勢も見覚えがある。そして、その人のお顔をスッポリとウェットスーツで覆った姿を想像したところ・・・、なんと先週お会いした人ではないですか!!
掲示板では「またお会いしたいですね」なんて言いながらも、まさか1週間もしないうちにお会いできるとは・・・!ちょっと感動的です。さて次回はどこでお会い出来るでしょうね。楽しみです。

ゲートに戻ったのは15時半。走行距離は20キロ程度ですが、その割には充実感がありました。
この日の写真は、こちらにも数枚あります。駄作ですが、そちらもご覧あれ。

(ランディングネット完成)
11月13日 ネット詐欺に遭遇
先日、ネット詐欺に遭遇しました。
手口は簡単で、オークションの落札次点者に、個人取引をメールで持ちかけてくる。メールアドレスはID@yahoo・・・で送るみたい。まあ、よくある事らしいです。
私は普段「そんな事には引っかからん」と思ってたのですが、う〜ん、これが結構の間、信じてしまってたのですよ・・。以下、その詳細です。

ある日、兄から「ネットオークションでレンズを入札してくれ」と頼まれました。そのレンズとは、中々市場には出回らない品物で、時価は140000円位のもの。その時点の価格が80000円。兄は「100000円までは出す」と言うので、その金額を入力すると101000円となり、結局、落札は諦めました。最終的な落札価格は101000円で、私は次点です。兄は非常に悔しがっておりましたね。
さて、その数日後、そのレンズの出品者Aと名乗る方からメールが届きました。普段は使わないヤフーのメールだったから、ちょっと不審には思ったんですが、なぜか信じてしまった。その内容は・・・。
「レンズを出品した者です。実は落札者が家庭の事情によりキャンセルされました。落札者は評価が下がる事を気にしてて、『正常に落札した事にして、次点の方に譲ってほしい。手数料は私が払います。』と言ってます。いかがですか?」
と言うもの。
その後、兄に確認して、「それでは私にお譲り下さい」と、返信してしまいました。
その翌日、その出品者Aと名乗る方から振込み方法なんかを知らせるメールが届きましたが、それと同時に出品者Bと名乗る方から、「レンズを出品した者です・・・・・・・。」と、出品者Aと、ほぼ同じ内容のメールが届いておりました。
「う〜ん、なんだこりゃあ。これはきっと、Aさんが間違えたんだろう??」と、私はその時点でも、出品者Aを信じておったんですよ!!!後から考えると、顔から火の吹くように恥ずかしい!!!
で、その数時間後に、今度は出品者Cと名乗る方から、またしても同様のメールが届いた。それでようやく「ネット詐欺」であると気づいた次第です。
まあねえ、今回は良い勉強になりました。後からメールを送りつけてきたBさん・Cさんには感謝しなければなりません。アンタ方のおかげで100000円損しなくてすんだんだから・・・。でも、こんな風にコロッと引っかかってた私は・・・、う〜ん、恥ずかしいよう〜〜。

気を取り直して、、、ランディングネット完成です。フレームの内寸は21cm、全長は32cm、ネットの深さは22cmと非常に小ぶり。尺アマゴには対応しておりません。またフレームの形状もカッコいいカーブとか取り込みやすいラウンドではなく細いティアドロップ。これはすべて、撮影した時にアマゴを大きく見せるためです。
不満も一杯あって、まず、コーティングがヘタ。薄いウレタンで10回以上も塗ったけど、不満だらけ。フレームも白っぽ過ぎると思うし、ネットの色も不満。グリップには一応変化を持たせたつもりなんだけど、イマイチ。それに太すぎますね。とりあえず一度アマゴと一緒に写真を撮ってみないと結果がでませんね。

さて、13日には九頭竜自転車行。いつものように箱が瀬橋の先からスタート。紅葉にはちょっと遅いけど偏光メガネを掛けてれば美しいです。でもここは、荘川の紅葉には完全に負けます。
その後、日の谷の橋に自転車を括り付けてスローシャッターをやる。
この日の写真はこちらでご覧下さいまし。

(粥川のモミジ)
11月23日 粥川・釜ヶ滝自転車行
20日に北風の岩屋ダム周遊をやって、ちょっと体力に自信が無かったけど、その3日後、粥川あたりを走りました。坂道主体ではありましたが、ゆっくり走れば問題ない。それに、無風はありがたかったです。

まず粥川の出合いに車を止めて出発です。
ご存知の方も多いと思いますが、この集落の人々はウナギを食わない。それには、ある伝説がありまして・・・。
「養老元年(西暦717年)、このあたりに牛鬼が現れて住民達は困っておったそうな。時の朝廷は藤原高光(36歌仙の一人)に命じて、その牛鬼を成敗させた。ところが、その牛鬼の亡霊が、今度は『顔はサル・体はトラ・尾はヘビ』の姿となって村人達を苦しめるようになった。ふたたび朝廷の命を受けた藤原高光が虚空蔵菩薩に祈ったところ、大ウナギが現れて牛鬼の亡霊の居所を教えてくれた。高光は、その亡霊を矢で射抜き、めでたく亡霊は退治された」
(美並の伝説では、迷子になった高光をウナギが案内した、とありますが、それではあんまり高光さんに失礼だと思う。上文は他の説を引用)
(参考文献:殊能将之著「美濃牛」。洞戸村を舞台にしたミステリー小説。もちろん上記の伝説も出てくる。面白いよ!)

そんな理由がありまして、この地区の人達は、人々を救ってくれたウナギを食わないのです。
ただ、多少調べてみますと、前出の虚空蔵菩薩の使者はウナギであり、虚空蔵菩薩を信仰する地域ではウナギを食わない所もあるらしい。また、高光が亡霊を射抜いた矢は星の宮神社の上にある矢納ヶ淵に納められたと言い、その淵のたもとには虚空蔵菩薩が祭られてます。だから、まあ、牛鬼退治より、虚空蔵菩薩信仰が根底にあるんではないでしょうか。

さてさて、粥川をゆっくりと上って川干谷出合いに着く。看板を見ると川干谷の上に円空岩があるらしい。約2km先。とりあえず行ってみる。ずっと上り坂でギアを2×1〜2で進む。最後の20mは自転車をおした。で、円空岩は・・・。ふ〜ん。まあ、期待はしてなかったけどね。大きい岩があるだけ。なんでも、ここで円空さんが仏像を彫ったんだと。それで腹が減ったら木を川に流して下流の村人に知らせて、食料を届けてもらったんだと・・。なんかつまらんね〜。伝説は、もっとスケールがでかくて奥が深くなくてはいけません。やはり、藤原高光さんのほうが、ずっと上です。
それからUターンして、粥川をさかのぼる。星の宮神社あたりはモミジが綺麗です。ときおりパチパチやる。そのもう少し先まで行ってUターン。粥川では、時折アマゴの姿は見えましたが、ウナギの姿は見えませんでした。
帰り道は、アッと言う間に終了。最高速度は41km。怖い!!

その後、釜ヶ滝へ行く。「1の滝まで歩いて5分」とあるから自転車を降りて歩く。まあ、いい滝です。あと、2の滝・3の滝があって、ここからが苦しい。「よくぞこんな所に階段を作ったな!」なんて思うくらいの急な階段。もう、太股がピリピリです。3の滝に着いて、思わず川の水を掬って飲んで「うめー」なんて思ったけど、よく考えたら、この水、ゴルフ場を流れてきた水なんですね・・・・。
唯一の救いは3の滝から、すぐに道路に出られること。
この日の走行距離は、約28km。また、その他の写真はこちらをご覧下さいませ。

それから、20日の岩屋ダム周遊の写真はこちらです。